同棲をはじめたら住民票はどうするの?
同棲するということは、住居を移転することになります。
この時に住民票はどうすればよいのでしょうか。
住民票とは、市町村の自治体に転入届を提出することで、その自治体に住居していることを登録されるものです。
同棲する場合はどうすべきなのか考えておきましょう。
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遠距離恋愛から同棲へ
実家暮らしの人が近所で同棲するのとは違って、遠距離恋愛から一緒に暮らす場合は住民票を移さないと色々と問題が生じます。
一番問題になるのが健康保険や年金など社会保障のことです。
国民健康保険、社会保険、組合保険など、健康保険には種類がありますが、職業を持っていない人や自営業の場合は国民健康保険に加入していると思います。
住民票を移すことで、国民健康保険や国民年金、他にも住民税などの手続きができます。
現在、住民票がある自治体に転出届けを出して、新たに転入する自治体に届けを出すだけなので、難しい手続きではありません。
同棲したら世帯主はどうなるのか
一つの住所に二人が暮らすことになるので、世帯主を決めなくてはいけないということはありません。
それぞれの世帯ということもできます。
例えば、親子で同居している家族でも、世帯を別にしているという手続きができるわけです。
結婚しているわけでもないので、一つの世帯にする必要はありません。
同棲生活が順調に続き、結婚というカタチになった時に世帯主を決めて、世帯を一つにすれば良いのです。
ただし、結婚していなくても一緒の世帯にすることで、事実婚という状態になるので、入籍というカタチにこだわらないカップルは世帯を一つにしても良いと思います。
ちなみに、本籍地は引越しをしても変える必要はないし、変えることも可能なので、特別決めておく必要はないと思います。
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住民票をそのままにするデメリット
結婚するかどうかまだ決めていない、同棲が上手くいくかどうかもわからない。
そんな先の見えない状態で住民票を新しい住所に移すことに抵抗を感じるという方も少なくないと思います。
もしも実家にそのまま残しておくことができるのなら、一緒に暮らすタイミングで決めなくてもそれほど問題にはならないでしょう。
社会保障費や税金などの支払いに問題がないようにしておけばいいのです。
しかし、同棲するまで一人暮らしをしていて、その場所に住民票を置いてあった場合は、引っ越す時に手続きをしておく必要があります。
自治体から送付される郵便物など、重要なものが届かなくなる可能性もあります。
仕事を探したりするにも、不便なことが出てくる恐れもあります。
戸籍には関係のないことなので、結婚するかどうかに関わらず、手続きしておくのが安心だと思います。
様子を見てから・・という場合でも、一緒に暮らして順調であれば、できるだけ早い段階で住民票を移動させておきましょう。